インソールを目的に応じて使用する
インソールには様々な種類があり、目的に応じたものを使用する必要があります。
まず、土踏まずのアーチがほぼないもしくは全くない状態である偏平足用のものです。
偏平足をそのままにしておくと足が疲れやすくなるのに加え、歩いたり走ったりしたときに衝撃がそのまま伝わるので、けがの原因になることもあります。
これは土踏まずの部分に特に厚みがあるので、自然なアーチができます。
次は足の親指が人差し指の方へ曲がった状態である外反母趾用です。
これはアーチを支え、つま先にかかる負担を分散させることで痛みを和らげる効果が期待できます。
次は足の疲れがひどく、組織の断裂による痛みも伴う足底筋膜炎用です。
これは特に強い痛みの出るかかと部分の負担を軽減させる構造になっています。
次はハイヒール用で、これは足がずれないようにゴムやジェルを使い、つま先に移動するのを防ぐ構造になっています。
次はスポーツ用ですが、これは種目ごとにも異なります。
スポーツはより強い衝撃が足に伝わるので、その衝撃を吸収する素材や、通気性の良い素材が用いられています。